ペプチドリーム(4587):株価上昇に期待のバイオベンチャー

ペプチドリーム(4587)市場平均予想(単位:百万円)

企業概要

 低分子医薬や抗体医薬が中心だったこれまでに医薬品業界に、「特殊ペプチド医薬」という新たな市場を生み出した市場開拓型ベンチャーです。効率よく、短期間で候補化合物を創出できるPDPSという独自の創薬プラットフォームシステムを軸としたビジネス展開をしています。

 主なビジネスは、PDPSを活用し、製薬会社と医薬品候補物質の共同研究開発を行っています。共同研究開発を行う製薬会社は現在、世界的大手を中心とした18社。また、そこから技術ライセンスに移行した製薬会社は5社となっています。共同研究開発で成果を上げられたから、技術を提供してもらおう、というビジネスが成り立っています。ともに契約時の契約一時金、目標達成毎に発生するマイルストーン、販売時のロイヤルティと各段階で収益が発生するビジネスモデルとなっています。

 この「初期段階から売上が発生し、各段階で収益を順次計上できる」ビジネスモデルにより、バイオベンチャーとしては異例の速さで黒字化を達成しており、増収増益を続けている珍しい企業です。

注目ポイント

 18/6期上半期の業績は赤字となりましたが、その内容は成長に関わる一時的な費用が発生したもので、事業自体は好調。下期には大型案件の計上が予定されていることもあって通期では黒字が想定されています。

 また、自社パイプラインの拡大やペプチド創薬の生産事業など収益基盤の拡大強化も進捗しており、中長期的な将来性の高さも株価にポジティブに働いていると思います。

 同社は2016年に紹介しましたが、そこから右肩上がりで業績株価ともに上昇してきました。株価指標のPER300倍というところからは手を出しにくいですが、バイオベンチャーへの投資としては、財務面・業績良好であること自体、投資の支援材料となると思います。やはり、他にない技術、新しく企業コストを抑える技術を強みとしている企業は強いと思います。

【PROFILE】戸松信博(とまつ・のぶひろ):1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。『日本人が知らなかった海外投資 米国株』他、著書多数。最新の注目銘柄、相場見通しはメルマガ「日本株通信」にて配信中。

Source: マネーポストWEB

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